リユース食器ネットワークとは
About The Reusable Eco-foodware Network

リユース食器ネットワークは、使い捨て容器に替えて、繰り返し洗って使用するリユース食器の普及を中心に、3R(スリーアール)<リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)>に取り組む全国の団体をつないだネットワークです。

 

お祭りやコンサート、スポーツ観戦といったイベント会場では、使い捨て容器の利用が主流となっています。「祭りのあとには大量のごみ」という状況を改善するために、リユース食器の導入を中心とした3Rのさまざまな取り組みの推進に取り組んでいます。

 

設立経緯

日産スタジアムでのリユースカップ使用風景

リユース食器ネットワークの事務局を務める(財)地球・人間環境フォーラムは2002年度「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム(環境省主催)」において、ドイツのサッカー場などで導入されていたリユースカップの日本への導入を提言し、優秀提言に選定されました。以来、環境省請負事業としてサッカー場や野外音楽イベントなどでの「リユースカップ等の実施利用に関する検討調査」を実施してきました。

 

サッカー場でのリユースカップの導入は2003年の大分スポーツ公園陸上競技場(当時)を皮切りに、甲府、横浜、新潟のサッカー場へと拡大していきましたが、同じ頃、地域のお祭りやイベントなどでもリユース食器を普及させようと、全国各地のNPO/NGOなどが活動を始めていました。

 

しかし、個々の団体が単独で活動を行っていたために、北海道にリユース食器を保有する団体があるにも関わらず、東京の団体が北海道へリユース食器を貸し出すなど、環境負荷、費用のかかる方法でリユース食器が利用されていました。また、大量のリユース食器の貸し出しには、一つの団体が保有する在庫では対応できないこともあり、日本全国に点在し、リユース食器の普及や3Rに取り組む団体をつないでネットワーク化し、情報交換・情報発信する必要性が高まっていました。

 

そこで、地球・人間環境フォーラムは、2005年3月にリユース食器普及のための全国大会を新潟県で開催した際に、リユース食器ネットワークを結成し、事務局として参加団体のとりまとめを行っています。

 

目的

全国各地で3Rを実践的に進める団体をつなぎ、リユース食器導入イベントのコーディネートやノウハウの提供、食器貸し出し等を行いながら、リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)の最適な位置づけによる循環型社会づくりの大切さを、多くの人びとが集まるお祭りやイベント等での実践を通じて、社会に広くPRしていく。

 

活動内容

  1. 参加団体の活動状況の紹介、リユース食器導入イベントの案内、導入事例の紹介、リユース関連情報を収集し、webによる情報発信を行っています。
  2. 参加団体をつないだメーリングリストにより、リユース関連情報の共有を行っています。
  3. 理想とする共通リユースカップをつくり、共同購入を行っています。
  4. 地域でリユースの取り組みを進める核となるような団体を、情報提供等によりサポートし、リユース食器の輪を拡大します。
  5. 3Rに関するさまざまな調査・研究を行います。

 

参加に当たってのお願い

リユース食器ネットワークはリユース食器の普及に取り組む団体間をつないだネットワークです。リユース食器ネットワークに参加すると、ホームページに団体情報が掲載されるほか、メーリングリストにて情報交換に参加いただきます。また、共通リユースカップの共同購入にもご参加いただけます。

 

また、事務局では参加団体の活動状況を把握するために、リユース食器貸し出し状況の報告と不定期で行うさまざまなアンケートへの協力をお願いしています。リユース食器の普及状況をPRするための貴重な資料となりますので、ご協力をお願いします。

 

新規で参加を希望される団体は事務局までお問い合わせください。

 

パンフレット

リユース食器ネットワークの活動を紹介するパンフレットを作成しました。 表紙写真をクリックしてダウンロードしてください。
(2012年3月発行)

(PDF 2.44MB)

NETWORK

リユース食器ネットワーク参加団体

ご覧になりたい地域をクリックしてください。

リユース食器ネットワークには、リユース食器の貸し出し、洗浄サービス、イベントのコーディネートなどを行う団体が参加しています。

リユース食器を使ってみたい方はお近くの団体にお問い合わせください。

リユース食器の継続的な導入を検討している方、取材を希望される方は事務局までお問い合わせください。

 

リユース食器ネットワークの活動は三井物産環境基金の助成金を受けています。